コラム

私の取り組みが"月刊生産財マーケティング"に掲載されました!!

この度、私が行ってきた取り組みを工作機械関連の技術専門誌"月刊生産財マーケティング"にて取り上げていただきました!!今回は、その経緯や私が行っている情報発信の取り組みについて記事にしてみました。

ここ最近では

・休業などで時間が空いた時間が増えたこと
・自宅でできる副業に注目が集まっていること


などから、ブログやSNSなどで“情報発信”を行う人が増えてきた気がしますね。ただ、始めてみたのはいいけど、なかなかPVも伸びず注目もされない。そんな日が続くと、情報発信の活動を続けていくモチベーションを保つのも難しいものです。一説によると、ブログを始めた人の9割の人が6ヶ月以内に更新しなくなるんだとか・・・。

かくいう私も、この活動を始めたばかりの身です。ただ幸いなことに多くの方に色々な反応いただき、モチベーションを保って活動できています。非常にありがたいことですね!

普段の情報発信活動において、私が意識していることなどもお伝えしますので、何かの参考にしていただければ幸いです。

経緯

今回、雑誌に取り上げていただくキッカケになったのは、私が今年の7月に開催した“イケメン切粉選手権“です。タイトルだけでは「何のこっちゃ」という感じですよね。この謎の企画が雑誌の編集者さんの目に留まり、私の情報発信活動について取材させて欲しいとオファーをいただきました。

掲載されたのは月刊生産材マーケティング2020年9月号です。ブログに記事も掲載して良いと、許可も頂いているので是非読んでみてください。

記事はこちら→ 生産財マーケティング2020年9月号

“イケメン切粉選手権“の詳細は下記をご参照ください。

月刊生産財マーケティングと聞いて、「あー、あの雑誌ね!」という人は結構少ないと思います(取り上げていただいて、いきなり失礼ですが)。しかし、この雑誌は工作機械業界または機械加工業界に身を置く者のなかでは、非常に有名な雑誌です。ものづくり系の専門誌の中でも、さらに工作機械などの生産財に特化した雑誌なのです。私も定期的に読んでいるのですが、まさかそこから声をかけて頂けるとは思いもよりませんでした。

メールで取材の依頼を頂いたのですが、最初は目を疑いました。凄く手の込んだ巧妙な詐欺かもしれないとも思いました。

まるでモテない男の子の机に、偽物のラブレターをぶち込み体育館裏に呼び出すかの如くの鬼畜の所業。

きっとそうに違いない。私の技術者心を弄ぶ気なのだ。ふざけやがって、幸せになれるスパナでもレンチでも何でも売りつけてみろ。俺は騙されないぞ!!という気持ちでメールを返しました。

という冗談はさておき、そんなこんなで非常にありがたいオファーをいただいたわけです。

開発に携わった工作機械が掲載されることはありましたが、まさか生産財マーケティングに個人で載る日が来るとは・・・・・。夢にも思いませんでした。同僚や上司に自慢したいところですが、匿名で情報発信をやっている関係上、心の中で自慢したいと思います。

この雑誌って、会社のデスクの共有スペースや商談スペースに悠然と置かれてるんですよね。私が掲載されているのは9月号も、もちろん色々な場所に置かれている訳ですよ。上司のデスクにも置かれていて、悶々とする日々です。読んでる人の背後にヌッと現れては、ここのページに私載っているんですよー、と猛烈アピールしたい気分です。今の私にできるのは意味深に付箋を貼っておくくらいです(笑)

取材を受けてみての感想

本件の取材を受けるため、生産財マーケティングの発行元であるニュースダイジェスト社にお邪魔しました。事前にいくつか質問事項の情報はいただいていましたが、当然雑誌の取材などという経験は初めて。ドギマギしながら現地入りしました。

取材は声を掛けてくださった編集担当者さん、編集長さんのお二人に対応していただきました。手元には本格的なボイスレコーダーが置かれ、まさに想像していたTHE取材といった感じ。その強烈な“取材感“にビビっていましたが、取材が始まると不思議なことに自由に喋りたいことを喋ることがでました。取材の時間は1時間半程度でしたが、あれもこれも話したいことは尽きず、非常に楽しい時間となりました。事前に準備してきた回答だけでなく、普段思っている考えや想いなども自然とどんどん引き出されました。喋りたくなる雰囲気というか、話の流れというか、そういうものを作り出す能力やノウハウがあるんですかね。やっぱりプロの記者はすごいですね、

取材の中で特に嬉しかったのは、生産財マーケティングとしても、私を取り上げるのは一つのチャレンジしてだったと仰っていたことです。確かに私が持つこの雑誌の印象もニッチで真面目な専門誌という感じで、とてもじゃないですがツイッター上で活動してしている詳細不明な個人を掲載する雰囲気ではありません。しかし雑誌としての変化が必要と感じ、その取り組みの一環として私にお声お掛けて頂いたとのこと。この言葉がとてもありがたかったです。ここまで情報発信を続けてきて本当に良かったと思いました。

また、お土産にこんな本までいただきました。”初めての工作機械 副読本”です。見てください、圧倒的なボリュームを!!これ全部、工作機械の情報ですよ!?たまりませんぜ、よだれものですね!!副読本とうかこれはもう"主"ですね、主読本です。コツコツ読んでいますが読み応え抜群ですね。読み切ったらまた別記事して紹介してさせていただきます。

この度はとても良い経験となりました。本当にありがとうございました。

情報発信を続けてみて

せっかくの機会ですので、私が情報発信を始めた経緯と大切にしていることを書きたいと思います。

私が情報発信を始めたのは、2020年の3月からです。情報発信を始めたのはキッカケは、会社の枠を超えて個人としてどれだけ人の役に立てるかチャレンジしてしてみたいと思ったからです。

ある時、ふと考えることがありました。

「もし会社が無くなったら、自分はどうやって人の役に立てるだろうか?」

いま、私が機械を設計し、それを市場に送り出せているのも全ては"会社という土台"があるからです。私の技術者としての価値は、この会社の中のシステムがあってこそ初めて発揮できます。では、もしある日突然その枠を失ってしまったらどうなってしまうのか、いま自分が持っている能力だけでどれくらい人の役に立てるのか。それを確かめるため、何かの活動ができないかと漠然と考えていました。

例えば、何か3Dプリンタで日常で役立つものを設計できないか。はたまた流行りのプログラミングでも勉強して、役立つロボットを作って売ってみようか。色々考えてはいましたが、答えは出ず、特に行動も起こさない日が続いていました。

そんな悶々としている中、起点となったのは昨年末に行われた同窓会でした。中学時代の友人が一堂に会する同窓会。昔話に花を咲かせつつ、「ところで今何やっているの?」という仕事の話になります。私は"機械設計の仕事をして工作機械を作っている"わけですが、製造業に関わっていない人にとってはこんなことを言われても"なんのこっちゃ"です。私は出来るだけ、わかりやすくかみ砕いて説明することを意識して自分の仕事や工作機械のことを伝えました。すると、不思議なことにめちゃくちゃ話題が盛り上がったんです。

私は心のどこかで機械設計や工作機械の話など、ものづくりに関わらない人達にとっては退屈でつまらないものだ、面白さなどわかるわけがないと決めつけていました。でも、実際はそうでないと気が付きました。機械設計の話も、工作機械の話も、ちゃんと面白いんです。みんな普段、そういう話に触れる機会がないから気が付かないだけなんですね。技術は誰にとっても面白いものなんです。

この経験から、情報発信で自分の経験や知識を発信すれば人の役に立てるのではないかと考えました。技術を知らなくても理解できて、技術を知っている人でも勉強になる。そんな情報を発信すれば、人の役に立てる気がする。まずはここからやってみよう。

そう思い立って、年始からブログについて勉強し、2020年の3月に本ブログ“しぶちょー技術研究所“を立ち上げました。ブログを多くの人に見てもらおうと、ブログ開設と同時にTwitterでも情報発信を始めました。そこからコツコツと毎日、毎週投稿を続けて今に至るわけです。

ちなみに、私の自分ルールとして

・Twitterでの情報発信は1日2回(朝と夕)
・ブログの更新は週に1回(土曜日)


のペースで行っています。Twitterでは、あまりプライベートなことは呟かず、誰かに学びになるツイートになるように心がけています。ブログではあまり細かい制約は設けず、書きたい技術の事をざっくばらんに書き綴るようにしています。意識しているのはとにかく、わかりやすいこと、学びになることです。技術をわかりやすく、面白く伝えることで人の役に立つ。これが本ブログのメインテーマであり、そのためには厳密性も捨てていいと思っています。詳しくは教科書で勉強してねというスタンスですね。

またTwitter上では、下記の投稿とブログ記事が話題となり、知名度が一気に上がり、フォロワー数も増えました。それまでは、良くて1日10~20PVだったブログ記事がその日だけは一気に1日に16000PVまで伸びました。Twitterの力は凄まじいですね・・・。

色々とお褒め言葉やメッセージを頂くこともありますが、私は自分に秀でた能力があるとは思っていません。これは謙遜でもなく、事実です。ただ、他の人よりも得意だと思っていることが2つあります。それは

・コツコツと継続した努力ができること
・ポジティブに考えられること


これまでの人生、この2つだけで乗り切ってきたといっても過言ではありません。"継続は力なり"という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。冒頭でも書きましたが、ブログでの情報発信は、継続することが難しいものです。この記事を読んでくれている人の中にブログを始めたばかりの人がいたら、是非継続できるように頑張ってほしいです。きっと誰かの役に立てるし、自分の力にもなるはずです。

ただ、どうしても続かないならさっさと止めても良いです。そして、また何か新しいことを始めればいいんです。何か一つのことに固執する必要はありません。飽きたらすぐにでも辞めればいいんです。そして、すぐに別の新しい何かを始めましょう。このルーティンを"継続"することが大切だと思います。"七転び八起き"という言葉がありますね。あれも結局、起きた転んだの継続です。良くないのは”何もしないこと”です。

「何かにチャレンジして失敗することより、何もしないことを恐れよ」

という本田宗一郎氏のありがたい言葉があります。記事を読んでくれている人の中にブログを始めようか迷っている人がいたら、是非チャレンジしてみてください。やろうとしているけど迷っている、その時間を恐れましょう。

少し話が取っ散らかってしまいましたが、とにかくブログは面白いので続けましょうと言いたいのです。幸いなことに、運も味方して色々な方に見ていただけるようなブログになりました。今後もこの活動を継続しつつ、更に新しく色々なことができないかと模索していきたいと思います。今後ともしぶちょー技術研究所をよろしくお願いいたします。

ニュースダイジェスト社 紹介

工作機械や関連機器の技術専門紙「月刊生産財マーケティング」を発行する出版社。創業は、1964年で名古屋に本社を構える。月刊誌の発行以外にも、Web媒体の運営や工作機械見本市「メカトロテックジャパン」の企画・運営などFA機器に関する事業を展開する"FA業界のサポーター"

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