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徹底解説!! iPad用の3DCAD神アプリ”Shapr3D”

Shapr3DはiPad用の3DCADアプリです。私も愛用しており、使い始めてからかれこれ2年が経過しました。

そしてこの度・・・なんと!!
Shapr3Dの公式アンバサダー
としてこのCADアプリを推進させていただくことになりました。

いやはや、ありがたき幸せ・・・微力ながら全力で推進していきますよ!!

Shapr3D、一言で表せば神のツールです。これがあるだけで、創造が溢れて止まりません。大げさでなく、私はShapr3Dなしでは生きていけない身体となってます。一方で、製造業などで用いられるハイエンドCADに比べれば、欠点や不便もあります。本記事では、製造業の務める技術者という視点から、このShapr3Dの魅力や欠点を紹介していこうと思います。

それでは、いきましょう!!

Shapr3Dってなんだ?

Shapr3Dは、ハンガリーにあるShapr3D Zrt.社が開発したiPad用の3DCADアプリです。場所を選ばずに使える3D CADという、まさに夢のようなツールです。これさえあれば、何処にいてもモデリングを行うことができます。喫茶店、電車の中、車の中・・・3D CADを自由に持ち歩いて、好きなところで作業をする。そんな新しい創造のスタイルを提供してくれるのがこのShapr3Dです。


私がこのアプリに出会ったのは約2年前、電車通勤で毎日往復3時間掛かっていたため、「なんとか通勤時間でCADを使った作業を進めたいなぁ」と思ったのがキッカケでした。荷物も増やしたくないし、出来れば手持ちのiPadで作業を行いたい・・・そう思って、調べた結果、ドンピシャでこのShapar3Dに出会いました。私の為に作られたツールかと錯覚するほどに、ジャストミートでした。まさに一目惚れ、その場でプロポーズです。

すぐに有償プランを契約して、使い始めましたが本当に神ツールでした。アンバサダー云々を抜きにして、自分のCADの常識がひっくり返るほど感動しました。これからその魅力を紹介しますが・・・・結局伝えたいのはとにかく一度触ってほしいということですね。ぶっちゃけ言葉は必要ありません、触ればその瞬間、全てを理解できます。

プランの詳細も後述しますが、無料でも使えるのでiPad持っている人は絶対に触ってください。持ってない人は、今すぐApple storeへGO。 iPadなんてどうせ便利なんだから、ためらわず買っちゃいましょうよ。

と・・・ただ、崇め奉っても仕方ないので、ここからは何が素晴らしいのか、そして何が惜しいのかを技術者の観点から独断と偏見で紹介していきます。

ここが凄いぞ、Shapr3D

伝えたい素晴らしさは色々ありますが、大きくカテゴリーに分けると5つあります。

ユーザーインターフェースがとにかく凄い

Shapr3Dは直感的に操作できることに特化した 3D CADです。主な操作は、タッチパネルとタッチペンで行います。マウスやキーボードなどのインターフェースを介さずに、モデリングを行えるため操作が非常に直感的です。まるで粘土を手で捏ねているかのように、モデルを作り込んでいくことができます。故に操作が早く、頭で描いた形をすぐにアウトプットすることができます。

そして、とにかくユーザーフレンドリー。絶対にユーザーを迷子にさせません。使い方がわからなければ、CAD内で使い方の説明動画を見ることができます。皆さん、こんな親切なCAD見たことありますか?

基本的に製造業向けのCADのヘルプって、ほとんど迷路みたいなもので、迷い込んだら最後・・・答えには辿り着けないことがほとんどです。とにかく難解。Shapar3Dにはそういった敷居の高さが一切なく、手取り足取り・・・これはモテます、エスコートを欠かさないイケメン爽やか王子様CADです。

直感的な作図ができる

Shapr3Dでは、作成したモデルを元に図面を書くことができます。これもまた直感的で素晴らしいです。タッチペンで図面を書くって、今までありそうでなかったですよね。2D図面とタッチペンの親和性は抜群で、「そうそう、こういうのが欲しかったんだよ」と感じざるをえません。痒い所に手が届きすぎて、タッチペンが孫の手と錯覚してしまいました。

ARが使えちゃう

Shapr3Dでは、作成したモデルをARにて投影することができるんです。なんと、我が家に卓上旋盤が!!

手を添えれば、サイズ感も確認することができます。

装置のサイズ感や設置したイメージを確認するのにピッタリです。まさにiPad CADアプリだからこそ成し得る業です。モデルを作ってすぐ投影、気になる部分はその場で修正。Shapr3Dを活かした新しい働き方の一つだと思ます。

レンダリング機能も充実

もちろんレンダリングもできます。実際のモノに近いテクスチャを追加すれば、非常にリアルな表現もできます。専用のレンダリングソフトに比べれば、見劣りする部分もあるかとは思いますが、デザイン検討で充分に活用できるレベルです。

PCとの連携もバッチリ

ここまでずっとiPad用の3DCADアプリだと紹介してきましたが・・・実はMac版やWindows版もあります。アカウント管理なので、一つアカウントを契約していればiPadでもPCでもShapr3Dを使うことができます。モデルデータは専用のクラウドにアップロードされているので、iPadとPCでシームレスにデータ共有ができるわけです。

PC版でも基本的には出来ることは変わりません。ただタッチパネルやタッチペンが使えなくなる分、若干不便ではありますね。基本的にはiPadで使うのがベストです。私は3Dプリンタのスライサソフトなどにデータを受け渡す際に、PC版を使ってモデルデータを抜き出したりしてます。

ここが惜しいぞ、Shapr3D

どんなツ―ルにも欠点はあるもの、完全無欠はあり得ません。プライベートで使う分にはそんなに支障はないけど、製造業の業務で使おうと思ったら困る欠点を紹介します。

図面がJIS規格に対応していない

最も大きい残念ポイントは、図面です。図面の書き心地は最高なのですが、JIS規格には未対応です。図面選択時に選ぶことができるのはISO規格かANSI規格のみです。ISOの場合、投影が第一角法となります。ANSIの場合、第三角法とはなりますが図面サイズがインチになります。よって、この状態で日本の製造業で使うことのは難しいですね・・・。改善を座して待ちましょう!!

参考:第一角法と第三角法の違い

アセンブリという概念がない

Shapr3Dは、モデルの編集履歴が残らないノンヒストリーCADです。更にはアセンブリ機能もないため、基本的には一点物の部品しか扱うことが出来ません。大規模アセンブリを無理やりインポートすることもできますが、あくまでのボディの一部として扱われてしまいます。合致みたいな機能が無いからどうしても辛いですね。

あとモデル規模が大きいと重かったり、モデルがカクついたり落ちたりします。上図は部品点数3000点くらいの装置ですが、これくらいならサクサク動きます。これ以上だと、結構辛いかも?

まあ流石にiPadでは限界がありますよね。アセンブリが扱えず、大規模なモデルも扱いきれないのが惜しい所です。ただShapr3Dの勝負所はそこじゃないんで、これに関しては土俵が違うことを指摘している感はありますね。

基本的に英語

これは素晴らしい所でもありますが、アプリ内でこのようにニュースサイトやコミュニティへアクセスできるようになっています。これ、一見日本語対応してるっぽいんですが、その先に飛んでいくと全部英語です。まあ、Google翻訳さんにお願いすればいいんですけどね。

チュートリアルの動画も全編英語ですし、FAQも英語です。最近では日本語サポートも始まったみたいですが、まだまだ発展途上ですね。使う人が増えれば充実してくると思いますので、皆さん是非盛り上げていきましょう。

製造業とShapr3D

Shapr3Dは、デザイン分野やプライベーターでの利用事例が多く、製造業に関してはまだまだ馴染みが薄いCADです。アンバサダーとしての立場を放棄した発言になりますが、正直な話、機械などの設計には不向きCADです。製造業向けには既に様々な高性能3D CADが出ています。私が業務で使ったことあるもので言えば、Solid worksやCATIAなどですね。こういったハイエンドCADとShapr3Dを比較すれば、もちろん勝負にはなりません。

だが!しかし!but!

だからと言ってShapr3Dが製造業で使えないかといったら、そんなことはありません。上述しましたが、既存のCADとは土俵が違うんです。Shapr3がどういった場面での活躍が期待できるか、私なりに考えてみました。

Shapr3Dは、非エンジニアが活用できる3DCADです。

注目すべきはやはり、他の追随を許さない直感的なユーザーインターフェースでしょう。事前知識不要で直感的にモデリングができてしまうShapr3Dは、非エンジニアが活用できる3DCADとして重宝されるはずです。ここでいう非エンジニアとは、例えば営業、現場の作業者などですね。

ツールとしての学習コストが低く、導入するだけで即座に活用することができます。では、非エンジニアが3DCADを使えることになるメリットとは一体何でしょうか?

営業で言えば、上述したAR機能の活用。お客様との打ち合わせにおいて、強力な武器となるでしょう。モデルをいじりながら、イメージの擦り合わせも行うことができます。現場で言えば、3Dプリンタでの治具の作成。私もShapr3Dは3Dプリンタ用のCADとして活用していますが、とにかく親和性が高いです。Shapr3Dでは3Dプリンタで利用されるSTLファイル形式で書き出すことができるため、モデリングから印刷がシームレスです。思い通りの形が素早く作れて、すぐに印刷できるため現場などでの3Dプリンタ活用に一役も二役も買うはずです。

更に近年では、図面無しで3Dモデルのみで部品加工できるmeviyのようなサービスも出てきていますし、AM(アディティブマニュファクチャリング)という金属3D積層技術も進んでいます。モデリングさえできればモノが作れる時代が迫っているのは間違いありません。言い換えれば、技術や技能ではなく、アイディアを持っている人がモノや価値を生み出す時代です。そんな時代にこそ、このShapr3Dは活躍するはずです。

●meviy

●AM(アディティブマニュファクチャリング)についての参考記事

Shapr3Dの価格

ここでいったん現実的な話の戻りましょう。お値段の話です。Shapr3Dには、3つの種類があります。

無料のBasic版でも基本的なモデリング機能は全て使えます。保存できるモデル数が2モデルだけとなりますが、お試しでユーザーインターフェースを体験するなら全く問題ありません。ただ、がっつり使い込みたいとおもったら、やはりモデル数が2モデルでは物足りなくなります。

そうなったら、Pro版へ移行です。私はPro版を契約しています。Pro版では、保存できるモデル数が無制限となり、製図やモデルへの色付けができたり、エクスポートできるファイル形式が増えたり・・・とかなり活用の幅が広がります。また、日本語の技術サポートも受けれるようになります。

Pro版は14日間の無料トライアルもありますので、まずはBasic版で使い倒してから無料トライアルでPro版を使ってみて、必要か否かを判断しましょう。

年間42,800円 を高いとみるか、安いとみるか・・・

人それぞれですが、私はShapr3Dのおかげで、クリエイティブなことに費やせる時間がかなり増えたので、この価格は全然安いと思います。価格以上の恩恵を受けてますね。ちなみに、学生や教員向けにはEducation版があり、Pro版と同様の機能を無料で使うことができますよ。

まとめ

本記事の内容を復習しましょう。

・Shapr3DはiPad用の3DCADアプリ
・ユーザーインターフェースが神
・ARやレンダリングも行えてしまう
・製図機能は改善の余地あり
・無料で使える。Pro版は年間42,800円
・製造業では非エンジニア向けのCADとして期待できる

今回、公式アンバサダーとして任命していただきましたが、実は私からShapr3Dの日本販売店であるGENIO solutions様へアプローチしました!!快くご快諾いただき、今に至るという感じです。誠にありがとうございます!!

それだけ、このShapr3Dが持つ魅力に取りつかれてしまっています。この素晴らしさを一人でも多くの人に伝えるべく、今後もアンバサダーとして宣伝・普及を頑張ります!!!

Pro版の契約は一旦置いておいても、まずは無料のBasic版を試してみてください。iPad持ってるなら、マストです。iPad持ってないなら、買いましょう。最初にも言ったけど、どうせ役に立ちます。ジョブスを信じましょう。

Shapr3Dで、あなたも創造を持ち歩きましょう!!

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