転職活動 コラム

持ち味を活かせ!! ストレングスファインダー

あなたは、自分が得意なことを理解していますか?

仕事でも日常生活でも、自分が本当に得意なことに取り組めていますか。あなた自身の才能や強みを活かすことができていますか。頑張って苦手なことをしていませんか。そもそも

あなたの“強み“ってなんですか?

畳み掛けるように質問してしまい、申し訳ありません。誰でも、自分の強みや弱み、得意なことや苦手なことはそれなりには自覚していますよね。ですが、それはあくまでも自分の主観にしか過ぎません。正しく認識できているかどうかは別問題なのです。得意だと思ってやっていたことが実は苦手だったり、逆もまた然り。本当の自分の強みって自分でなかなかわからないものです。

今回、本記事で紹介するのはあなたが自分の強みを知るための方法、“ストレングスファインダー“です。このテストを受けることによって、心理学的な根拠に基づいて自分の強みを客観的に知ることができます。

このストレングスファインダーが具体的にどんなものでどんなことがわかるのか、本記事で紹介していきます。このテスト自体は有料なんですが、実際に私もトライしてみました。その結果も書いてあるので、ぜひ参考にしてください。自己分析をしたい、転職を考えている、自分の生き方・働き方を見直したい、などなど・・・自分を見つめ直したいというそんな方にオススメです。気になったらぜひ、受けてみてください。それではいきましょう!!

得意なことをしていますか?

私たちは幼い頃から「弱点を克服しよう」という教育を受けています。特に日本では得意なことを伸ばすのではなく、苦手なことを平均レベル以上に出来る様になるために努力をさせられることの方が圧倒的に多いです。人より劣っているのが恥ずかかしい、みんなと同じことが出来ないと馬鹿にされる・・・といった価値観です。一方で、秀でた能力があったとしても、「出る杭は打たれる」という言葉からもわかる通り、その能力をさらに伸ばそうという投資は積極的には行われません。

アメリカのギャラップ社の調査のよると、アメリカの親の77%が「子供たちの最も悪い科目にこそ、最も多くの時間と注意を注ぐべきだ」と回答したとのことです。個性主義の強いアメリカでさえこれなら、“みんな一緒でみんなよい“の日本文化では言わずもがなですね。

当然のことですが、得意なことに時間を使った方が結果が出ます。結果が出れば、モチベーションも上がるし、評価もされます。文句のつけようがないほどにいい事づくめです。しかし、多くの人は幼い頃に埋め込まれた“苦手克服の脅迫観念“に無意識に支配されています。”人並み”にならなくてはいけない、という無言の圧力を受けています。ついつい苦手なことを克服しようと必死に努力してしまいます。苦手なことをして出せる結果には限界があるのにも関わらず、そこに多くの時間を費やしているんです。

とある漫画の史上最強の生物がこんなことを言っています。

これは全く持ってその通りなんです。得意ではないことで競っていても、それが得意な人には絶対に勝てません。自分の持ち味を活かしてこそ、結果を出すことができます。勇次郎が言っているんだから、間違いはないありませんよ。

持ち味を活かすためには、当然のことながら自分の“持ち味=強み“が何なのかを知っておく必要がありますよ。強みを知って、初めて活かし方がわかるわけですからね。それだけ自分の強みを知るということは重要なことです。そして、その自分の強みを知る具体的な方法として、冒頭でも紹介したストレングスファインダーがあるわけです。

ストレングスファインダーとは?

ストレングスファインダー(STRENGTHS FINDER)とは、アメリカのギャラップ社が開発した人の“強み“を見つけ出すツールです。Web上で177個の質問に答えると、自分の強みがなんなのかを教えてくれます。

ストレングスファインダーでは、人の資質を34種類に分類しています。テストを受けることにより、この34の資質の中から自分に当てはまる資質がなんなのかを判断して教えてくれます。これらの資質は自分の傾向(クセ)のようなもので、そのまま”強み”になるわけではありません。資質を意識して、それを活かすように生活することで、初めて自分の“強み“として活用することができます。

つまりストレングスファインダーは自分の強みの根源となる資質を客観的に”見える化”して、強みとして活かす機会を与えてくれるツールと言えます。

ちなみにストレングスファインダーは無料ではありません、受けるのにはお金がかかります。ただ、投資する価値はあると思いますよ。受ける方法としては、アクセスコード付きの書籍を購入して診断するか、ギャラップ社の公式サイトで直接アクセスコードを購入する必要があります。

ちなみに私は、上記のアクセスコード付きの書籍を買いました。ただし書籍のアクセスコードだと、全ての資質を見れるわけではなく、トップ5の資質しか表示されません。もしも全ての情報をフルに閲覧したければ、追加でお金がかかります、トータルで約6000円くらい掛かるので、それは流石に辞めました。ちょっと高すぎますよね。トップ5の資質がわかるだけでも、かなり学びがあったので私的には書籍のアクセスコードだけでも強みを知る上では個人的には十分だと思います。

ストレングスファインダーを受けてみた!!

ストレングスファインダーの質問は177個あり、全ての質問に20秒以内で答える必要があります。特に難しい質問ではなく、感覚的な質問なので直感に従って答えていけばOKです。ただ、原文が英語なこともあって結構エキサイトな翻訳がされています。何を聞かれているのか理解できない質問も結構あって、そういう部分でも頭を使わされました。もしかしたら、それもテストの一環なのかもしれませんが(笑)

テストが始まると“待ったなし“なので、ちゃんと時間を確保できて邪魔が入らないタイミングでやりましょう。大体35分くらいかかります。しかも一回受けたらやり直しがきかない一発勝負なので、時間の確保は超重要です。始めたら最後、途中で中断することはできません。

テストの結果、私の資質の上位5つはこんな感じでした。

1. 学習欲
2. 内省
3. 最上志向
4. ポジティブ
5. 達成欲

更には、この資質の組み合わせに応じた“自分だけのレポート“を受け取ることができます。そのレポートの抜粋を下記に記載しておきますので、こんな感じのことがわかるのかぁ、くらいの参考にしてください。(本当はもっと長い文章のレポートが出てきますが、下記はブログ用に省略してます。)

1.学習欲
あなたは、いつも、会話やメディア、インターネット、本、授業などを通じて理解を深めます。 あなたは、自分の生まれつきの能力に沿わないテーマに大部分の時間を費やすことに抵抗を感じます。 その代わりに、才能を活かして、最高の結果を出すことを選びます。 生まれながらにして、あなたは、 知識や技術を継続的に獲得し続けることにやる気を感じます。 自分の才能を使用する新しい方法を見つけると、力が湧いてきます。 既にどうすればうまくいくかがわかっていることをあなたに強制するような人や状況は、避ける傾向があるでしょう。現状の知的レベルを維持することは、受け入れられません。 

2.内省
あなたは、 一人になれる静かな場所を見つけ、自分の計画や理論、質問、解決案を明確にします。 自分の考えがまとまったら、議論を始めることができます。 また、あなたは、必要が生じたら特定のアイデアについて詳しく説明することができます。 準備時間を与えられないと、あなたにとっては不利になります。 好奇心に満ちた頭の良い人々と精神的な刺激のある会話をすると、気分が高まります。あなたは自分の考えや感情を描写するのに、独特な言葉を使うことがあります。 あなたは、豊富な語彙を駆使して人々の関心を引くことができます。

3.最上志向
あなたは目標を追求して、自分一人で行動することを選びます。そのため、生来の才能を活用し、自分自身の決定を下し、 その結果に責任を持ち、できるだけ多くの要因を管理し、成功を楽しむことができます。あなたは、 自分の得意なことや、不得意なことがよくわかっています。 このことについて自分の直感を信頼しています。 あなたは長年、自分の才能を頼りに成長し、先へと進んできました。 自分には才能が欠けていると思う作業に臨んで自信を失ってしまうことのないよう、そのリスクは避けています。例え、多少の関連する知識、スキル、経験があっても、そのリスクは取りません。

4.ポジティブ
相手が得意なことを伝えて、何か気づかせることがあるでしょう。 ときに、人の良いところを探すことがあります。 彼らの才能、態度、成果をいかにありがたいと思っているかを彼らが実感できるようにしているかもしれません。あなたは本能的に、 自分が好意を持っている人に献身することができると、楽観的な気分になれます。 生まれながらにして、あなたは、 作業グループまたはチームのメンバーの間に、平和で相互理解に満ちた関係を作り出すことに貢献できると、うれしくなります。あなたは、 トレーナー、インストラクター、チューターとして 指導できる場合、人生に自信が持てるようになります。 これまでに、きっと自分で「私は優れた教育者だ」と思ったことがあるでしょう。

5.達成欲
あなたは、 これからの数か月、数年、または数十年の計画を練る時間を無意識のうちに作っています。 あなたは、長期間の計画を実施するには、その前に一生懸命に考える必要があることを認識しています。 作業に夢中になって時間が経つのを忘れてしまうこともあります。あなたは、以前よりももっと多くの仕事でより良い結果を出すために知力を駆使するように、自分自身を駆り立てるはずです。仕事や研究に打ち込む反面、 同じだけの時間を家族、友人、一人の時間、娯楽に使いたいと思っています。 ですが難しいことです。 なぜなら、 あなたには仕事を通じて自己表現する傾向があるからです。あなたは通常、課題、プロジェクト、実験、特別なイベントに集中する必要が生じると、仕事以外のすべてを締め出します。

当たってる・・・という表現が適切なのかどうかはわかりませんが、自分で自覚している部分と一致している箇所がかなり多くありました。やっぱりこれが自分の資質だったんだ、と自信を持つことができましたね。ただ学習欲が一番の資質だというのは少し意外でした。学習欲の資質の説明の中には

という内容が書いてあり、これにはビビっと来ました。確かに私は、色々なことを勉強するのが好きですが、学んだことを生かす機会よりも、新しいことを学ぶことを常に欲しているなと気がつきました。こういう気づきは、自分が本当にやりたいことを考えるのに非常に良いヒントになりますね。

更に書籍には資質ごとにどう強みに活かすことができるのか、という具体的な行動アイディアも書いてあります。これによって、自分がどう行動すべきなのかが明確にわかります。それこそ今この瞬間から強みを活かした生き方を実践していくことができます。まぁ、その人ごとの試行錯誤はあるでしょうけどね。

ただの心理テストでは終わらない、超具体的で実践的な自己分析ツール・・・

ストレングスファインダー、侮りがたし!!

まとめ

本記事の内容を復習をしましょう。

・多くの人は、“苦手克服の強迫観念”に支配されている
・ストレングスファインダーは“強み“を見つけるツール
・書籍のアクセスコードか、公式サイトからのコード購入で受けられる
・質問は177個、始めたらやり直しが効かないので要注意
・結果を出すためには、持ち味(強み)を活かそう

私は中学、高校と剣道部に所属していて、部活動にものすごく力を入れていました。剣道は好きだったし、毎日一生懸命練習しました。今思い返しても、人生で一番激しく頑張っていたと思います。それでも尚、選手としては全く結果が出せませんでした。

武道は、試合の結果が全てではありません。武道を通じた人間形成にこそ、その本質があります。それでも、費やした努力に対して結果が見合っていないと感じました。それも今思えば、“苦手“だったんだと思います。当時は気が付かなかったけど、剣道は好きでも、私の資質としてはそういう瞬発的な勝負は苦手だったんです。努力の仕方が悪い、創意工夫が足りない、気合が足りない・・・色々と工夫をしましたが、どれもいまひとつでした。もう13年以上も前のことなのに、いまだに当時のことを夢に見るし、勝てなかった悔しい気持ちを思い出します。

剣道は、私を心身ともに成長させてくれました。上述した経験や努力は、今の自分を形作った貴重な財産です。結果が出なくても、努力するプロセスは重要です。しかし、結果を出す”ということに関しては言えば、やはり強みと努力の方向が一致している必要があるとしみじみ感じます。プロセスが重んじられるのは学生までであって、我々社会人はとにかく結果を求めなくてはなりませんからね。つまり社会人こそ

持ち味を活かせ!!

ということですね。ストレングスファインダー、興味があれば是非やってみてください。自分をより深く理解できるかもしれませんし、新しい自分の可能性と出会えるかもしませんよ!!

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