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混み合う展示会場のイラストに「徹底解説!! JIMTOF2026は ココを見ろ!!」の文字。下の帯に「2026.10.26(月)〜31(土) 東京ビッグサイト」

業界研究

【徹底解説】JIMTOF2026はココを見ろ!!

いよいよ来週、10/26(月)から始まります、JIMTOF2026!! 2年に1度のお楽しみですね。

工作機械の業界で働く現役エンジニアで、JIMTOF2008 から毎回参加している私が、独断と偏見で今年の見どころを解説します。工作機械をよく知らない人や学生さん、新人さんにも分かるように、できるだけ噛み砕いて書きました。玄人さんにも参考になる内容です。

展示会の肝は事前の調査。段取り八分です。何も調べずに行くと、「なんかすげー」で終わりがちなんですよね。しかも今年の JIMTOF はちょっと事情が特殊・・・。

本記事では今年の JIMTOF の特徴を数字で押さえたうえで、私が注目する AI 展示8つと、展示以外の見どころ、当日の準備までを紹介します。

お知らせ:この記事の内容は Podcast「ものづくりnoラジオ」の #216 でも話しています。

それでは、さっそくいきましょう!!

JIMTOF2026ってなに? 今年は「狭くて濃い」

JIMTOF は Japan International Machine Tool Fair の略で、日本語では「日本国際工作機械見本市」。その名の通り、工作機械の見本市です。

工作機械とは金属などを削ったり磨いたりして、機械の部品を作るための機械。いわば"機械を作るための機械"です。会場には工作機械に加えて工具や測定器、ロボットなどがずらりと並びます。まさにメカ好きのためのユートピアなんです。

開催は西暦の偶数年の秋で、場所は東京ビッグサイト。奇数年には名古屋で MECT(メクト)が開かれ、2つの展示会が交互にやってきます。今回で33回目です。

会期は10/26(月)〜31(土)の6日間で、今回は日曜がありません。入場は前売なら1,000円(Web で10/25(日)まで)、当日は3,000円です。くわしくは最後の章にまとめました。

そして今年はちょっと特殊です。東京ビッグサイトが改修工事中で、東4〜6の3ホールが使えません。そのぶん、会場は前回(2024年)よりだいぶ狭くなりました。

今年のJIMTOFは「狭くて濃い」。前回2024年→今回2026年で、会場の面積118,540㎡→92,850㎡(−21.7%)、小間5,744→4,422(−23.0%)、出展者1,268社→1,134社、国と地域19→22、来場者129,018人(実績)→13万人以上(目標)。東4〜6ホールが工事で使えない

展示の面積も小間(ブースの区画)の数も、約2割減りました。それでも出展者は1,134社(前回は1,268社)で、主催者の日本工作機械工業会(日工会)によると歴代2位の規模です。

来場者の目標は13万人以上で、前回の実績(129,018人)と同じくらい。つまり主催者は、狭くなった会場に前回並みの人が来ると見込んでいます。これは大混雑の予感・・・。狭くて濃いからこそ、何を見るかを先に決めておくのが大事です。

では、今年はどんな展示が多いのでしょうか。ちょっと変わった方法で調べてみました!!

出展紹介文をワード分析したら、AIはそんなにAIじゃなかった

JIMTOF の公式サイトには出展者ごとの紹介ページ(出展者カタログ)があります。その紹介文を AI の力も借りて集め、どんな言葉を使った会社が何社あるかを数えてみました。同じ会社が同じ言葉を10回書いても1社です。紹介文が読めたのは824社で、前回の JIMTOF2024 とも比べています。

いちばん多いのは「加工」。AI は14社に1社

いちばん多かった言葉は「加工」で、468社が使っていました。続いて「自動」「精度」「生産」。さすがは工作機械の展示会ですね。正直、これだけでは何のヒントにもなりません。

注目すべきは盛り上がってきている言葉、そう"AI"です。AI 関連の言葉(AI、人工知能、機械学習など)を使った会社は、紹介文が読めた824社のうち58社。約7%、14社に1社です。

「AI」関連の言葉を使った出展者の割合。JIMTOF2024は942社中28社で3.0%、MECT2025は569社中29社で5.1%、JIMTOF2026は824社中58社で7.0%。前回と今回の両方に紹介文がある同じ529社でも21社→37社。増えたけど14社に1社で、主役ではない

前回の JIMTOF2024 は3.0%、去年の名古屋の MECT2025 は5.1%でした。展示会ごとに顔ぶれが違うので、前回と今回の両方に紹介文がある同じ529社でも比べています。こちらも21社から37社に増えました。

AI を語る会社は確実に増えている。でも、主役というほどではない。 AI、AI と騒がれていますが、どこもかしこも AI というわけではないんです。

増えたのは「現場」と「省人」

同じ529社で、前回から増えた言葉も見てみましょう。

同じ529社で比べた言葉の変化(2024→2026)。増えた言葉:現場73→143社、省人28→60社、安定52→96社、品質90→123社、寿命41→65社。変わらなかった言葉:ロボット87→87社、精度183→186社。止めずに、安定して、少ない人で作る

「現場」はほぼ倍、「省人」は倍以上になりました。一方で「ロボット」は87社のまま、「精度」もほぼ横ばいです。

機械を止めずに、安定して、少ない人で作る。これが今年の空気感ですね。まあ、AI やロボットは手段ですから。現場の人手不足への対応が、はっきりした需要になっているわけです。少子高齢化の社会ではわかりきった話ですが、それが言葉の集計に如実に現れています。

ちなみに「切粉(きりこ)・切りくず」という言葉を使った会社も、紹介文が読めた会社のうち3.8%から6.6%に増えていました。この切粉、あとで紹介する TAKISAWA の展示につながります。

ここまでの数字は紹介文の言葉の話。言葉が増えても、技術や性能が上がった証拠にはなりません。

「フィジカルAI」は気にしなくていい

今年よく聞くのが"フィジカルAI"です。AI が機械やロボットの体を持って、現実の世界で動く、というような考え方ですね。ただし、決まった定義はありません。

紹介文でフィジカルAI を名乗った会社は7社で、前回はゼロでした。中身はシステムをつなぐ基盤、配線やデータの基盤、レール走行ロボット、ロボットの関節に使う減速機まで、ばらばらです。

個人的には、フィジカルAI 系の展示は、その会社が目指すビジョンを見るのにとてもいいと思っています。モーターショーでいうところのコンセプトカーですね。一方で、具体的な製品で「これがフィジカルAI です」と言っているものは、正直、名前を変えただけに見えるものが多い。去年まで"DX"(デジタル技術で仕事のやり方を変えること)なんちゃらと呼んでいたものが、今年からフィジカルAI になった、というのが私の感覚です。

例えるなら、出会い系サイトがマッチングアプリに名前を変えて、なんだか綺麗になったね、というのと同じ。つまり、気にしなくていいんです。

結論:まずは機械を見よう

というわけで、基本は機械、メカを見たほうがいいです。 だって、工作機械の展示会ですから。AI を名乗っていなくても、見ておきたい機械はたくさんあります。例えば、こんなブースです。

ホール(小間) 会社 ココを見ろ!!
東2(E2031) 芝浦機械 超精密機械「UVM-450D(5AH)」と、初公開の「VM-450A(5)」
東3(E3030) 松浦機械製作所 世界初披露の5軸複合マシニングセンタ「MX-850T PC4」(実演予定)
東8(E8001) WALTER 砥石で削る研削盤や放電加工機、測定機をつなぎ、工具づくりを自動化する「ATP」を日本初公開
南1(S1003) スター精密 国内初披露の「SB-12RⅡ」など4機種で、ヒューマノイドや医療向けの部品を加工する予定
南2(S2025) EMAG ロボットの関節に使う減速機の部品を、実際に加工して展示
西1(W1070) オーエスジー 工具メーカーのブースに、小型ヒューマノイド「Unitree G1」が会期中ずっと登場
西1(W1090) タンガロイ アルミから削り出した「マジンガーZ」の頭部像

マシニングセンタは工具を自動で取り替えながら、削る・穴をあけるといった作業を1台でこなす工作機械。旋盤は材料のほうを回して刃物を当てて削る工作機械。両方の働きを1台にまとめたものを複合機と呼びます。5軸とは前後・左右・上下の3つの動きに2つの回転を加えたもので、複雑な形を付け替えなしで削れます。

放電加工機は電極と材料のあいだに小さな火花を飛ばし、その熱で金属を溶かして加工する機械。ヒューマノイドは人型ロボット、減速機はモーターの回転を遅くして力を強める装置です。ヒューマノイドそのものより、それを作る機械や部品が見られるのが JIMTOF らしいところですね。

とはいえ、世の中の流れからして AI は外せません。私が個人的に注目している AI 系の展示を紹介します。まずは、機械そのものが動く AI から見ていきましょう!!

JIMTOF2026はココを見ろ!! その1:機械が動くAI

前置きが長くなりましたが、ここからが本番です。小間番号はそのまま会場で使えるように見出しに書きました。

TAKISAWA(東3ホール・E3013)

旋盤のメーカーで、2023年にニデックの子会社となり、今はニデックのグループの一員です。

●ココを見ろ!!

『台車型ロボット「TR-20W」が、主軸に絡まった切粉を自分で判断して取り除くデモ』
(参考出品。まだ売り出していない製品の展示です)

ニデックTAKISAWAの台車型ロボット「TR-20W」。協働ロボットのアームと操作パネルを台車に載せている

画像引用:ニデック工作機械 JIMTOF2026 特設ページ

この台車ロボットは、本来は人の代わりにワーク(加工する材料や部品)を入れ替える機械です。でも、それだけで省人化しても、切粉の掃除だけは人手が残ってしまう(TAKISAWA の2023年の記事より)。

切粉とは金属を削ったときに出るくずのこと。長くつながった切粉が主軸(ワークや工具を回す軸)に絡まると、機械を止めて人が取るしかありません。無人運転の天敵なんです。しかも、どこに絡むかは予想できない。だから、カメラと AI でその場で判断して取り除こう、というわけです。

実はこれ、急に始まった話ではありません。2022年12月には切粉を見つけて取り除くシステムの動画を「開発中」として公開していました。2023年3月の時点ではワークのまわりの切粉を9割以上の精度で見分け、エアや切削油(刃物と材料を冷やし、滑りをよくする油)で吹き飛ばす仕組みでした。それが今年は、主軸に絡まった切粉をロボットが自分で判断して取り除くところまで来た、と予告されています。

TAKISAWAの切粉AIの歩み。2022年12月:切粉を見つけて取り除くシステムを動画で紹介(開発中)。2023年3月:TR-10Wで、ワークまわりの切粉を9割以上の精度で見分けてエアや切削油で吹き飛ばす(開発中)。2026年10月:TR-20Wで、主軸に絡まった切粉をロボットが自分で判断して取り除くデモ(JIMTOF2026で予告)

どうやって取り除くのか、どこまで細かい切粉を見分けられるのか。取り方はまだ公表されていないので、会場で確かめたいポイントです。実機での実演が予告されているので、見て損はないと思います。

ちなみに私は2022年と2023年のガイド記事で、DMG森精機の"AIチップリムーバル"(AI で切粉のたまり具合を見て、効率よく洗い流す機能)について「実機・・・見たいですよね」と書いていました。仕組みは違いますが、切粉×AI の実機がいよいよ見られるかもしれません。これはワクワクしますね。

三菱電機(南2ホール・S2003)

工作機械の頭脳、CNC のメーカーです。CNC(コンピュータ数値制御)とは「どこを、どれだけ削るか」を数字で指示して、工作機械を動かす装置のこと。

●ココを見ろ!!

『ヒューマノイドと CNC 工作機械が連携する加工システム』
(研究開発のデモ展示を予告)

三菱電機の「AI加工タスクプランナー」の構成図。オペレーターが自然言語で指示すると、AIエージェントが大規模言語モデルで内容を確かめ、ヒューマノイドロボットの管制システム、工程設計フィジカルAI、CNCフィジカルAIに自然言語で作業を振り分ける

画像引用:三菱電機 ニュースリリース(2026年10月21日)

人が言葉で頼むと、AI がまず「こういうことですね」と内容を確かめ返します。そのうえで、登録済みの作業メニューから段取りを組み、工作機械には加工を、ヒューマノイドにはワークを置く段取りや掃除、検査といった人の手作業を振り分けます。今までロボットごとに作り込んでいた工作機械とのつなぎを、言葉のやりとりで済ませよう、という狙いなんです。

まだ研究開発の段階で、2030年の実用化を目指しています。デモが実機なのか映像なのかも、まだ分かりません。それでも、工作機械の前に人型ロボットが立つ、未来の工場のビジョンを見せてくれるのは面白いですよね。このデモは会場で確かめてみたいです。

ブースには AI 技術で生産性を上げるワイヤ放電加工機(細い金属の線を電極に使う放電加工機)「MG12R」も並びます。未来のビジョンと、いま買える AI を見比べられるのも面白いところです。

ファナック(南2ホール・S2001)

言わずと知れた CNC の大手です。三菱電機と同じ南2ホールにいます。

●ココを見ろ!!

『フィジカルAI CNC』
(JIMTOF の特設ページでは「紹介」と予告)

ファナックの「フィジカルAI CNC」のイメージ。デジタルツインと生成AIで思考・検証し、人の承認を経て、結果を現実のCNCの動作に反映する

画像引用:ファナック フィジカルAI CNC

機械をコンピュータの中にそっくり再現した"デジタルツイン"と、生成AI(文章やプログラムなどを作り出す AI)を組み合わせたものです。製品ページには5つの使い方が挙がっています。意図を伝えるだけのものづくり、加工条件(刃物の速さや削る深さなどの設定)の最適化、言葉による画面の操作、トラブルの原因の推定と対策の提案、生産の分析です。

例えば、オペレータが書いた文字と、「かわいい」「スマートに」といったあいまいな要望から、生成AI がデザインを直し、彫刻の加工プログラムまで作る事例が紹介されています。

どの使い方も AI の答えをまずデジタルツインで試し、オペレータが確認・承認してから実機に送る流れです。熟練者頼みだった頭を使う仕事を、安全に自動化しようという考え方ですね。

ファナックのフィジカルAI CNC(デジタルツイン×生成AI)の流れ。生成AIが考える→デジタルツインで確かめる→人が承認→実機が動く。製品ページにある5つの使い方:意図を伝えるだけのものづくり、加工条件の最適化、言葉で画面を操作、トラブルの原因を推定して対策を提案、生産の分析

ただし、5月の自社の展示会では「コンセプト展示」とされていて、発売時期は発表されていません。正直、これをフィジカルAI と呼ぶのかは、ちょっと引っかかります。でもまあ、ファナックは見るでしょう。10/30(金)11:00からは出展者ワークショップもあります(登録ページには「同業者の受講はご遠慮ください」と書かれています)。

ニデックマシンツール(東3ホール・E3011)

ニデックのグループの工作機械メーカーで、TAKISAWA と並ぶニデックグループのブース(E3011〜E3013)に出展します。2022年のガイド記事で、私は当時の日本電産マシンツールについて「正直、未知すぎて見どころがよくわかりません」と書きました。でも今年はハッキリとした見どころがあります。

●ココを見ろ!!

『金属3Dプリンタ「LAMDA500」の、自律学習型の制御』
(新開発。デモの実施を予告)

ニデックマシンツールの「自律学習型自動制御システム」と従来方式の比較(材料はマルエージング鋼、幅40mm×高さ50mmの縦壁)。オープンループとPID制御は造形が崩れて途中で停止し、新システムは最後まで造形を完遂

画像引用:ニデックマシンツール 10/21 発表資料

LAMDA は金属の粉をレーザで溶かしながら盛っていくタイプの金属3Dプリンタです。ただ、薄い壁などは熱がこもって崩れやすい。

そこで新しい制御では溶けた部分の明るさ(温度の目安)と、ノズルとの距離をカメラで見ながら、造形の最中に学習して、レーザの強さと動かす速さを変えていきます。オペレータは目標値を入れるだけで、事前に大量のデータを集める必要はないそうです。メーカーの比較では、従来の制御では途中で崩れて止まった薄い壁(幅40mm×高さ50mm)を、新しい制御では最後まで造形できています。

ちなみに、この展示は「フィジカルAI」を名乗っていません。名乗らなくても、見て、学んで、その場で条件を変えていく。こういうリアルタイム制御系の AI は、やっぱり面白いと思うので、注目の一つです。

ここまでのまとめをすると、TAKISAWA とニデックマシンツールは"カメラで見て、その場で判断する AI"、三菱電機とファナックは"言葉で頼むと、段取りや加工プログラムを考えてくれる AI"です。どれも、機械そのものが動く AI でした。でも、AI の仕事は機械を動かすことだけではありません。次は、人を助ける AI を見ていきましょう!!

JIMTOF2026はココを見ろ!! その2:人を助けるAI

続いては、作業や仕事を楽にしてくれる AI です。

DMG森精機(東8ホール・E8005)

言わずと知れた大手の工作機械メーカーです。カタログの紹介文でも「AI エージェントの工作機械への実装」をうたっています。AI エージェントとは目的を伝えると、手順を考えて作業まで進めてくれる AI のことです。

●ココを見ろ!!

『生成AI「サービスエージェント」のデモ』
(10/19に提供開始)

DMG森精機の生成AI「サービスエージェント」の画面例。アラームの解決策と対処手順、サービスリクエストのプレビューが並ぶ(画面はイメージ)

画像引用:DMG森精機 ニュースリリース(2026年10月19日)

ユーザー専用のポータルサイト「my DMG MORI」に加わった新機能です。機械にトラブルが起きたとき、チャットで選択式の対話を進めると、アラームの内容や、いつから・どれくらいの頻度で起きているかが整理されます。対話が終わると、マニュアルにもとづく解決策と、やりとりを反映した問い合わせ内容がいっしょに用意されます。解決策で直らなければ、その問い合わせをそのまま送って修理を頼めます。ただし、解決策が出るのは日本で生産された機械で、マニュアルが my DMG MORI に載っているものに限られます。

夜中の無人運転で機械が止まっても、詳しい人がいなくても、最初の対応に手をつけやすくなります。

まあ、"ザ・生成AI"という使い方ですよね。このデモが JIMTOF のブースで見られます。AI 界隈の人間としては、つい意地悪な質問を投げて、どこまで答えてくれるか試したくなります。

ナガセインテグレックス(東7ホール・E7097)

超精密な研削盤のメーカーで、東7ホールの一番奥にいます。研削盤とは砥石を高速で回して、金属の表面をとても滑らかに、正確に仕上げる機械のことです。

●ココを見ろ!!

『AI 砥面観察システム「GRIDE EYE(グライドアイ)」』
(平面研削盤 SGX-126α に、展示会の特別仕様として搭載)

ナガセインテグレックスのAI砥面観察システム「GRIDE EYE」。平面研削盤の砥石の下に撮影装置を置いている

画像引用:ナガセインテグレックス GRIDE EYE

砥石は、メーカーのたとえを借りると"雷おこし"のようなもの。削るうちに粒が詰まったり取れたりして表面が変わり、それが不良の原因になります。でも、高速で回っている砥石は見られない。だから、熟練の人が音や火花で状態を判断してきました。

GRIDE EYE は回っている砥石の表面を撮影できます。1°ごとに同じ点を撮れるので、前と後を見比べられる。それを AI で解析して、不具合の予測や、目立て(砥石の切れ味を戻す作業)のタイミングを示してくれます。熟練の人の感覚を画像で置き換えようという話ですね。

10/28(水)16:50からは併催の国際会議 IMEC(アイメック)で、ナガセの研究発表もあります。生成AI で画像から研削液(砥石と材料を冷やすためにかける液)の映り込みを消し、別の AI で砥石の状態を評価する研究です(題目は仮題)。有料の会議なのでなかなか聞けませんが、こういう研究もされているんですね。これ、結構面白そうです。

ベッコフオートメーション(東2ホール・E2028)

PC で機械を制御する、ドイツの制御機器メーカーです。

●ココを見ろ!!

『CNC のブラックボックスを開ける。その上で動く AI』

ベッコフオートメーションのJIMTOF2026ブースのイメージ図

画像引用:ベッコフオートメーション プレスリリース(PR TIMES)

看板の「CNC のブラックボックスを開ける」は、自分で作った処理や AI を CNC の中に組み込める、という意味です。AI の出し物は2つあります。

1つ目の「TwinCAT Machine Learning Creator」は、制御のエンジニアがプログラミングなしで AI のモデルを作り、PLC(機械の動きを順番どおりに制御する小さなコンピュータ)に組み込める開発ツール。2つ目の「TwinCAT CoAgent」は生成AI を使ったチャット型の AI です。ブースではこの CoAgent でアラームを診断し、対策を出すデモが予告されています。CoAgent の答えは、担当者が確認・承認する前提です。

DMG森精機のサービスエージェントと見比べると面白そうです。同じ"アラーム対応"でも、工作機械メーカーと制御機器メーカーで、立ち位置の違いが見えるはずです。

番外編:GAZIRU(東3ホール・E3008、米沢工機のブース)

●ココを見ろ!!

『約1,000個の金属部品から、表面の模様だけで「この1個」を言い当てるデモ』

GAZIRU.zの照合画面。金属部品の表面を写した照合画像と一致画像が並び、1,000個のデモ用グループから一致する個体が見つかったと表示されている

画像引用:GAZIRU プレスリリース(PR TIMES)

刻印もバーコードもなしで、部品1個1個の表面の模様を"指紋"のように見分ける技術です。2026年10月に提供が始まった「GAZIRU.z V5」では、撮影の位置が約3cm ずれた条件(画像の上でずらして評価)でも、識別率が従来の43%から99%に上がったそうです(社内の検証。金属部品100個)。

10/30(金)13:00には会議棟608でワークショップもあります。TAKISAWA・ニデックと同じ東3ホールなので、一緒に回れますよ。工作機械を知らない人でも驚ける一品です。

ほかにもココを見ろ!! AI という言葉を使った出展者一覧

AI に関係する出展は、ほかにもたくさんあります。そこで、ワード分析で AI 関連の言葉が見つかった58社のうち、AI を使った製品やサービスを紹介している会社を、ホールの順に一覧にしました。本記事で紹介した会社も含みます。AI を"売り先"や"道具"として挙げているだけの6社は表の下にまとめ、1社は本記事の方針で載せていません。

ひとことの説明は、公式の出展者カタログの紹介文(10/23時点)をもとに私がまとめたものです。実機なのか、パネルや動画なのかは、会場で確かめてください。各社の紹介ページは公式サイトの出展者検索から見られます。

表によく出てくる"CAD/CAM"は、図面や3D モデルを作るソフト(CAD)と、そこから工作機械を動かすプログラム(NC プログラム)を作るソフト(CAM)のこと。"予知保全"は故障の兆しをデータで見つけて壊れる前に手を打つこと、"協働ロボット"は安全柵なしで人のそばで働けるロボットです。

東展示棟(19社)

ホール(小間) 会社 AI に関係する出展内容
東1(E1002) 伊藤忠マシンテクノス 大型の工作機械や重量物用の無人搬送車に加え、「Physical AI」の統合システムを紹介
東1(E1006) 日本クリンゲルンベルグ 歯車の研削盤や測定機が中心/機械をネットにつなぎ、データと AI で次世代の工場を提案
東1(E1034) BUFFOLI TRANSFER 部品を順に送りながら多くの加工をこなす専用機のメーカー(イタリア)/AI の品質検査や予知保全も(実機はなし)
東1(E1039) 小森安全機研究所 人の姿を学ばせた AI カメラで、作業場に取り残された人を見守る「KAG」
東1(E1067) ソフィックス 機械学習・3D・搬送のソフトをつないだミニ工場で、止まらない工場のイメージを実演
東2(E2002) ジェービーエムエンジニアリング CAD/CAM「Mastercam」/AI で CAM のプログラム作りを自動化する「CAM Assist」も
東2(E2006) シーイーシー 設備のデータ集めから AI の活用まで/故障の予兆の検知などを支援
東2(E2008) C&Gシステムズ CAD/CAM「CAM-TOOL」など/「AI・DX」をキーワードに最新の技術を紹介
東2(E2013)・東7(E7035) Hexagon Manufacturing Intelligence AI 機能「ProPlanAI」を載せた CAM「Esprit Edge」で、工程の最適化を提案
東2(E2016) ミロクリエ 設備保全のクラウド/メーターの読み取りや分析レポートを AI が手伝う
東2(E2018) シマダマシンツール 4主軸の旋盤と、フィジカルAI を載せたレール走行ロボットで、品種を替えるときの準備(段取り替え)を自動化
東2(E2028) ベッコフオートメーション 本記事で紹介(AI モデル作りのツールと、生成AI のアラーム診断)
東3(E3013) TAKISAWA 本記事で紹介(フィジカルAI を載せた、切粉を取り除くロボット)
東3(E3028) オークマ 新機種を含む10台を出展/AI を使った機能で、加工品質の維持と稼働率の向上を狙う
東3(E3031) ムラテックCCS AI を使ったリモート診断のサービス「プライマリドクタサービス」
東7(E7032) 山口産業 設備診断の機器のほか、人工知能を載せたデジタルマイクロスコープ「ACUMEN AI」
東7(E7043) ハイデンハイン 工具の摩耗を、カメラと AI で診断する装置「VT 122」
東7(E7074) サイバーRC 刃先をわずかに丸めて欠けにくくする機械「GH5」/カメラで工具を立体的にとらえ、AI で補正
東8(E8005) DMG森精機 本記事で紹介(生成AI のサービスエージェント)

西展示棟(6社)

ホール(小間) 会社 AI に関係する出展内容
西1(W1069) ツールディスカバリー スマホで工具・材料・加工方法を選ぶと、AI で切削条件(回転数や、刃物を進める速さ)の目安が分かるサービス
西2(W2013) カネテック 磁石の「マグネットピンセット」と、カメラ・AI・協働ロボットで小ねじを1本ずつ拾う
西2(W2041) ナベル 工作機械のカバーが本業/AI ソフトを載せた協働ロボット(Techman 製)も
西2(W2060) トミタ 国内外の機器を幅広く紹介/ドイツ Vorpco 社の AI 監視カメラも
西3(W3042) ものレボ 工程管理のシステム/AI で似た図面を探し、見積や工程設計を自動化
西3(W3086) パナソニック プロダクションエンジニアリング AI を使った遠隔管制システムで、1人で複数台のロボットや設備を見守る

南展示棟の1・2ホール(8社)

ホール(小間) 会社 AI に関係する出展内容
南1(S1016) タクテックス CAD/CAM「SolidCAM」/AI で CAM のプログラム作りを自動化するアドオンも
南1(S1024) UEL CAD/CAM「CADmeister」など/金型の設計・製作に AI を使うソリューション
南1(S1031) 日東商事 AI の外観検査「HACARUS Check」で、キズや欠けを自動で見つける
南1(S1031) HACARUS 良品の画像だけで始められる外観検査 AI(日東商事のブース)
南1(S1067) EPLAN 電気設計の CAD/AI 機能「Eplan Copilot」が操作や設計の知識を手伝う
南2(S2001) ファナック 本記事で紹介(フィジカルAI CNC)/生成AI によるロボットの駆動なども
南2(S2003) 三菱電機 本記事で紹介(ヒューマノイドと CNC の連携)/ワイヤ放電加工機「MG12R」も
南2(S2014) 日本3Dプリンター 3D プリンタ「Raise3D T450」/AI カメラでノズルの詰まりや造形ミスを検知

南展示棟の3・4ホール(4階・18社)

ホール(小間) 会社 AI に関係する出展内容
南3(S3002) Smart Craft 生産の実績をクラウドで記録・管理するシステム/ためたデータを AI で分析
南3(S3003) アナログ・デバイセズ 「AI を、確実な制御へ」がテーマ/工場の機械をつなぐ通信の技術
南3(S3009) テクノア 生産管理のシステム/AI や、機械をネットにつなぐ IoT を使った「攻めの DX」を提案
南3(S3011) 匠技研工業 見積などの業務を AI エージェントが進め、人は承認に専念する「匠フォース」
南3(S3013) フアクト AI を載せた CAD/CAM「Fusion」の導入支援
南3(S3014) CGTech NC プログラムの検証ソフト「Vericut」/AI を使った加工の最適化も
南3(S3015) たけびし 機械のデータを集めるソフトを軸に、AI エージェントとの連携まで
南3(S3017) Fact Base 図面管理の「ズメーン」/AI で図面の登録から運用までを支援
南3(S3019) オートデスク 「Autodesk Fusion」など/AI と5軸対応の CAM で、設計から製造までをつなぐ
南3(S3024) ケーメックス・オートメーション 配線を減らす機器と、現場のデータを AI に使う基盤/「フィジカルAI 導入への第一歩」
南3(S3048) モリマシナリー 工具の刃先をカメラで撮り、AI で欠けや摩耗を判定する「ツールコラージュ」
南3(S3068) ブロードリーフ 作業の動画を AI で自動的に区切って分析しやすくする「OTRS+AI」
南3(S3070) データ・デザイン 3D スキャナなどに加え、AI で CAM を自動化する「WORKNC」「CAM Assist」
南3(S3100) 三菱商事テクノス AI×ロボティクス/来場者が参加できる「フィジカルAI 体験」
南3(S3104) 興和オプトロニクス ミストに強いカメラ・レンズと AI で、切粉の溜まりや工具の折損を検知
南3(S3105) 松楽産業 カメラの画像と AI で部品を数える計数機/使うほど精度が上がる
南4(S4004) NdotLight 文章や画像から、編集できる CAD データを作る「TRINIX」のライブデモ
南4(S4038) マザーツール AI カメラで危ない場所への人の立ち入りを検知し、設備の停止につなげる

一方、AI という言葉があっても、AI そのものの展示とは限りません。次の5社は AI を"売り先"として挙げています。

  • 西部電機(東2・E2015):AI 関連分野向けの加工にも対応した放電加工機
  • テクノダイナミックス(西3・W3036):フィジカルAI 向けの減速機
  • Theta Precision(西3・W3003):AI 産業向けの主軸
  • WALSIN LIHWA(西4・W4010-12):AI サーバー向けなどのステンレス材料
  • 三旺(西アトリウム・WA022):AI ロボットなどに使う軸受(回る軸を支えるベアリング)

残りの1社、Formnext(南4・S4055)は、セミナーの AI 翻訳という"道具"としての登場でした。

逆に、本記事で紹介したニデックマシンツールとナガセインテグレックスは、カタログの紹介文に AI という言葉がありません。GAZIRU は紹介文そのものが載っていません。AI の話は各社の発表資料にあるんです。カタログの言葉だけを追っていると見落とす、というわけですね。

AI に関してはこんな感じです。ここからは展示以外の注目ポイントを紹介します!!

展示以外も見とけ!!

ノベルティはタクミセンパイのまとめを見とけ

展示会のお楽しみといえば、ノベルティ(来場者向けの記念品)。切削工具の情報サイト「タクミセンパイ」が、14社のこだわりノベルティをまとめています(10/23更新、追加予定あり)。もらう条件は社ごとに違い、受付で SNS のフォロー画面を見せる形が多いようです。

私のイチオシは大昭和精機(西2ホール・W2055)の「ニューベビーコレット型ストラップ」。コレットとは工具をがっちりつかむための部品のこと。それがストラップになっています。マニアックすぎるでしょ。数量限定で、タクミセンパイの記事では先着3,000個です。

SNS で他の人がもらっているのを見て、「あれ欲しかったー」となるのが展示会あるある。事前にチェックしておきましょう。

DMG森精機の「切削加工ドリームコンテスト」は見とけ

DMG森精機のブース(東8ホール・E8005)では、今年も「切削加工ドリームコンテスト」の応募作品、全63点が展示されます。業界の技術と技能を高め合うために、2004年から続いている、削りの技を競うコンテストです。

第21回の受賞作品は10/14に発表されていて、例えば産業部品加工部門の金賞は、最小径20μm(0.02mm)の極細の穴を450個あけた「マイクロニードル」でした。これ本当に削りで作ったの?ってものばかり。ぜひ実物を見てください。

ポスターセッションと論文集は見とけ

南4ホール(4階)では大学や研究機関の工作機械の研究が、ポスターでずらりと並びます(主催者の発表で56テーマ)。追加料金なしで見られます。説明員がいるのは10/28〜30の10:00〜12:00の予定です。AI やロボットの研究もあり、例えば B-15 の佐世保高専は「AIで読み解く匠の技」です。

そして、お金を払ってでも手に入れてほしいのが、ポスターセッションの論文集。研究の情報がまとめて手に入るので、技術者なら買いです。でも、意外とみんな知らないんですよね。

過去(JIMTOF2024)の論文集の写真です。

主催者企画も見とけ

東展示棟1階のガレリアでは、「日の丸ロボティクスの進化を支える工作機械」という企画展示があります。川崎重工の人型ロボット「Kaleido9」を入口に置く予定で、TAKISAWA、ニデックマシンツール、三菱電機、カシフジが加工の見本で協力しています。日工会の記事によると、川崎重工は「"客寄せ"視点ではなく、ヒューマノイドと工作機械の関連性を」と注文したそうです。まさに、ビジョンを見るための展示ですね。

南4ホールではファナックのきさげロボットと日替わりの匠が並ぶ「きさげ企画」も見逃せません。きさげとはノミのような工具で金属の表面をわずかずつ削り取り、平らに仕上げる職人の技。10/28(水)の匠は TAKISAWA からです。

学生は参加しとけ

学生さん向けの企画も充実しています。高校生以上の学生は来場登録と学生証の提示で入場無料です。

  • 南4ホールの「ものづくり体験コーナー」:ジグフライス盤(回る刃物で、穴や面を精度よく削る機械)での加工を含む、バッグハンガーの工作体験
  • 学生ブースツアー:1ツアーで出展者3〜4社を巡る(Web フォームで申込)
  • 学生向けセミナー(南4ホール):10/30(金)13:00「Women in STEM」、15:00 ヨビノリたくみ氏(事前申込は終了。空きがあれば当日も可)、10/31(土)13:00 那須直美氏
  • 出展メーカーと学生との交流会:10/31(土)16:00〜18:00、会議棟1階
  • 工作機械トップセミナー:会期後の11/1(日)9:00〜12:40、会議棟7階

日別カレンダー

ここまでの企画や講演を日付ごとにまとめました。予定は変わることがあるので、最新の情報は公式サイトで確かめてください。

日付 主な企画・講演
10/26(月) 13:00 基調講演(中西孝樹氏)/14:00 Kaleido 企画のトーク
10/27(火) 13:30〜 Formnext Stage(金属3D プリンタなどのセミナー、南4)
10/28(水) きさげ企画に TAKISAWA の匠(南4)/10:00〜12:00 ポスターの説明員(10/30まで)/16:50 ナガセの研究発表(IMEC・有料)
10/29(木) 14:10 ベッコフ、14:40 三菱電機の講演(どちらも IMEC・有料)/15:30 三菱電機の金属3Dプリンタ「AZ シリーズ」の新シリーズ紹介(南4)
10/30(金) 11:00 ファナック・三菱電機・ベッコフのワークショップ(同じ時間。ファナックは同業者の受講を遠慮するよう案内)/13:00 GAZIRU のワークショップ、Women in STEM/13:50 ベッコフ(日工会のワークショップ)/14:00 Kaleido 企画のトーク
10/31(土) 特に混む見込み/13:00 学生向けセミナー/16:00 閉場/16:00〜18:00 学生と出展メーカーの交流会

最後に、当日困らないための話をして終わりにしましょう!!

当日のチェックリスト

入場と開場時間

項目 内容
会期 10/26(月)〜31(土)
開場時間 10:00〜17:00(最終日は16:00まで)
前売券 1,000円。Web で10/25(日)まで、カード決済のみ
当日券 3,000円。Web でも会場の窓口でも買える(窓口は現金のみ)
学生 高校生以上は、来場登録と学生証の提示で無料
来場者証 A4 にカラーで印刷して持っていくのが基本(会場の窓口でも発券できるが、時間がかかることも)。登録した本人なら、会期中は何度でも入れる

前回(2024年)は西・南展示棟が9時〜17時、東展示棟が10時〜18時と、棟によって時間が違いました。今回は全館そろっているので、前回の感覚で行かないようにしましょう。

移動と場所

ブース番号は頭の文字でホールが分かります。E は東、W は西、S は南。例えば E3013 なら東3ホールです。西3・4ホールと南3・4ホールは4階にあります。

会場は広いので、無料の巡回バス(中央ターミナル→東7ホール→南2ホール)や、会場内を回るジャンボタクシーも使いましょう(ルートは予定なので、変わる場合があります)。公式のオンラインガイド「Guide & Map 2026」では、行きたいブースにピンを立てて、自分だけの地図(My Map)を作れます。この記事のブースを登録しておくと便利ですよ。

紹介したブースと回り方の例。①東3 TAKISAWA・ニデック、GAZIRU→②東2 ベッコフオートメーション→③ガレリア 主催者の企画展示(Kaleido9)→④東8 DMG森精機(ドリームコンテストも)→⑤東7 ナガセインテグレックス→巡回バス→⑥南2 三菱電機、ファナック→⑦南4 ポスター、きさげ企画(4階)→⑧西2 大昭和精機(ノベルティ)。東4〜6ホールは工事で使えない

混雑と体調

主催者は「10月31日(土)は特に混み合う」と案内しています。前回(2024年)は金曜日の来場者が最多でした(延べ43,819人)。ただ、今回は曜日の並びが違うので、あくまで参考に。

休憩する場所は多くないかもしれません。足が棒になる覚悟で、歩きやすい靴で臨みましょう。靴、本当に大事です。革靴とか愚の骨頂、スニーカーこそ至高です。

食事はキッチンカー(東7ホール内、東展示棟の屋外、西屋上)と、平日のお弁当(東展示棟ガレリア2階、会議棟のレストラン街、南展示棟3階)があります。

天気も要チェックです。10/24時点の予報では初日の10/26(月)は雨で、27(火)も雨が降りやすく、10/29(木)ごろは最高気温17℃前後と冷え込みそう。傘と、羽織るものを忘れずに。

撮影と待ち時間

撮影 NG のブースもあるので、写真を撮る前には一声かけましょう。

開場前の待ち時間には、工作機械検定はいかがでしょう。スマホから無料で受けられて、その場で合否が分かります(1級・2級は12/31まで)。くわしくは、工作機械検定を紹介した過去記事をどうぞ。

まとめ

本記事の内容を復習しましょう。

  • 今年の JIMTOF は「狭くて濃い」。会場は約2割狭く、出展は1,134社
  • 出展紹介文で AI 関連の言葉を使ったのは約7%。増えたけれど、主役ではない
  • まずは機械:芝浦機械、松浦機械製作所、WALTER、スター精密、EMAG、オーエスジー、タンガロイ
  • 機械が動く AI:TAKISAWA、三菱電機、ファナック、ニデックマシンツール
  • 人を助ける AI:DMG森精機、ナガセインテグレックス、ベッコフオートメーション、GAZIRU
  • ノベルティ、ドリームコンテスト、ポスターセッションと論文集も見とけ
  • 行く前に回るブースを決め、来場登録と歩きやすい靴の準備を

最後にもう一度。今年の JIMTOF は狭くて濃い。AI の看板に惑わされず、まずは機械を見ましょう。 そのうえで AI を見るなら、本記事で紹介したものは見ておいたほうがいいです。

とにかく体調管理には気をつけて、無理せず、ご安全に。JIMTOF2026 を存分に楽しみましょう!!

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