※本記事はUGREEN様より製品をご提供いただいて執筆したレビュー記事(PR)です。
最近、家電量販店やAmazonで"UGREEN"というロゴを見かけたことはありませんか?いま、世界で最も勢いのあるデジタル周辺機器メーカーの一つ、それがUGREENです。
今回、そのUGREEN様から「釘で刺しても燃えない」という、なかなか物騒なウリ文句を引っ提げたモバイルバッテリー"Nexode Wavy"を2機種ご提供いただきました。ご提供品ではありますが、忖度は一切なし。技術者兼ガジェットオタクの目線で、この会社の正体から"燃えないバッテリー"の技術的な中身まで、まとめて掘っていきますYo!!
では、さっそくいきましょう!!
UGREENという会社の正体
データケーブル1本から始まった
UGREEN(ユーグリーン)は2012年、中国・深圳で生まれた会社です。深圳といえば、世界中のガジェットが生まれるハードウェアの聖地ですね。あのAnkerの創業が2011年ですから、ほぼ同世代の"深圳系ガジェットメーカー"というわけです。
面白いのはその出発点で、UGREENは元々データケーブルのOEM、つまり他社ブランド製品の製造からスタートした会社なんです。そこから自社ブランド「緑聯(UGREEN)」を立ち上げ、ケーブル、充電器、ハブ・・・と製品を広げていきました。ケーブル1本から始まった会社が、いまや世界180以上の国と地域で製品を売り、ユーザーは3億人以上。ものづくり企業のサクセスストーリーとしても、なかなか痺れる経歴ですよね。
数字で見るUGREENのいま
とはいえ「勢いがある」なんて言葉だけではよくわからないので、数字を見てみましょう。
UGREENの2025年度の売上高は約94.9億元(日本円で約2,280億円)、前年比プラス53.8%。2024年には深セン証券取引所に上場し、2026年には香港市場への重複上場も申請しています。取得済みの特許は全世界で2,168件(2025年末時点・意匠特許を含む)。そして意外な顔として、実はNAS(ネットワークHDD)の年間出荷台数で世界第1位のメーカーでもあります。私もUGREENの名前を知ったのは、実はNASが最初でした。多岐にわたるデジタル機器、もう単なる"ケーブル屋さん"ではないのです。

日本市場でも2018年に約5億円だった売上が2023年には30億円を突破し、同年には日本法人も設立されています。じわじわ来ているどころか、ドカドカ来ていますね。

そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのUGREENが、打ち出してきた最新のモバイルバッテリー。それが今回紹介する、Nexode Wavyです。そしてコレらのモバイルバッテリー、追求したのは速さでも容量でもなく"安全性"なんです。なぜ今、安全なのか・・・その背景から見ていきましょう。
なぜ今"燃えないバッテリー"なのか
唐突ですが、モバイルバッテリー、実は結構燃えています。
東京消防庁の管内だけで、リチウムイオン電池関連の火災は2014年の19件から2025年には382件と、10年ちょっとで約20倍に増加。過去最多を更新中で、2026年も前年を上回るペースです。製品別で最も多いのがモバイルバッテリー。しかも「充電していないときの出火」も年間143件起きています。使っていないから安全、とは言えないわけです。

「燃える」と言っても、チョロチョロと火が出る程度でしょ?・・・と思ったあなたにこそ、NITE(製品評価技術基盤機構)が公式に公開している再現実験の映像を見てほしいのです。言葉で説明するより、これが一番伝わります。
こんな勢いで発火されたら、炎上不可避・・・。周囲の家具、家電、はたまた家まで燃え移ってしまいます。
モバイルバッテリーの発火で記憶に新しいのは、2025年7月に山手線の車内でモバイルバッテリーが発火した事故ですね。あの発火元は、実はリコール対象の製品でした。しかし当時の回収率はわずか13.2%。大手メーカーの数十万台規模のリコールでも回収率は2割程度と言われており、つまりリコールという仕組みだけでは、火を防ぎきれないのが現実なんです。
こうした状況を受けて、規制も一気に強化されました。2019年にモバイルバッテリーがPSEマーク(電気用品安全法に基づく、国の安全基準をクリアした証)の対象になり、生産国の中国でも2024年に認証が厳格化。そして2026年4月からは、飛行機内でのモバイルバッテリーの使用・充電が原則禁止、持ち込みは1人2個までという新ルールが始まっています。
ここまでのまとめをすると、事故は増え続けており、リコールでは防ぎきれず、規制で縛るにも限界がある。となれば、残された手は一つ。そもそも燃えにくく作られた製品を選ぶことです。
余談ですが私は、自分の車が燃えたことがあります。燃えるってのは怖いですよぉ・・・
だからこそ今、メーカー各社は「安全性」を競い始めており、Nexode Wavyはその真っ向勝負の一手というわけです。背景はこれくらいにして、ここから実物を見ていきましょう!!
実際に使ってみた
開封・外観
今回提供いただいたのは、容量20,000mAhの「Nexode Wavy 55W」(9,980円)と、10,000mAhの「Nexode Wavy 45W」(7,980円)の2機種です。

箱を開けてまず目を引くのが、製品名の由来にもなっている波型の"Wavy"デザイン。表面がうねうねと波打っています。実際に握ってみると、この波の凹凸が指に引っ掛かって、ツルツルの板状バッテリーより明らかに持ちやすい。デザインのための波かと思いきや、滑り止めとして機能的なんですね。筐体はプラスチックですが、光沢があり高級感があります。

10,000mAh版は厚さ18mm・約211gで、シャツの胸ポケットにも収まる薄さ。一方の20,000mAh版は約375gと、かなりにズッシリきますね。ただし容量当たりで見れば十分軽い部類です。あまり持ち運びには向かなそう・・・このサイズだとリュックに入れても若干存在感を感じますね。PCやタブレット用の予備バッテリーとして持ち歩くのがいいかも?
10,000mAh版は持ち運び性、抜群。こいつは日常使いの相棒になりそう!!



地味に便利なのが、ストラップ型のUSB-Cケーブル。この手のモバイルバッテリーでは珍しく、備え付けのケーブルがついてます。またそのケーブル自体がストラップになるという設計・・・これはかなり面白いですね。ケーブルを忘れて詰む・・・というモバイルバッテリーあるあるを、構造で潰しにきています。このケーブルから、給電も充電も可能です、コレは地味に便利。ただストラップとして使うとケーブル根本の負荷が高そうですね、何かの拍子に断線しないか心配です。触った感じ、かなり頑丈に作られてはいますが、コレは今後使っていってどうなるかですね。

ディスプレイが面白い
このバッテリー、イカしたディスプレイがついていてガジェット好きの心をくすぐってきます。ただ残量のパーセントが出るだけではありませんよ。搭載されたディスプレイには、出力ワット数、電圧、セル温度(セルとは電池の本体部分のこと。その内部温度)で、充電回数、さらにはバッテリーヘルス(電池の健康状態)まで表示されます。もはや体温計と健康診断書が付いたバッテリーです。人間がスマートウォッチで健康管理をする時代、バッテリーも健康管理される時代なんですな。製造番号も管理されていて、トレーサビリティも万全。
競合のディスプレイ付きバッテリーも残量表示までは珍しくないのですが、温度やヘルスまで見えるものは、私の知る限りほぼありません。ボタンを5回押すと過去の異常履歴まで確認できるとのこと。徹底してますね。

"燃えない"はどう作られるのか
ここからは、ものづくり視点で「燃えないバッテリー」の中身を覗いてみましょう。
そもそも、なぜリチウムイオン電池は燃えるのでしょうか。原因の多くは"内部短絡"、つまり電池の内部でプラスとマイナスが直接つながってしまうことです。短絡部に大電流が流れて発熱し、その熱がさらに化学反応を加速して発熱する・・・この悪循環が"熱暴走"です。一度始まると外から止める手段はほぼなく、発火・破裂に至ります。恐ろしい現象なんです。

Nexode Wavyに搭載された独自技術「Dymondcell™」は、この熱暴走への対策を材料レベルから積み上げたものです。電極材料への多元素ドーピングで熱的な安定性を高め、電解液には難燃性の添加剤を配合、セパレータ(プラスとマイナスを隔てる膜)には耐熱・耐貫通コーティング・・・と、まさに材料工学の塊のような構成になっています。
その上で、完成品は5つの過酷な安全試験をクリアしています。4mmの釘を3回刺す、2.5トンで押し潰す、135℃で1時間加熱する、通常の1.3倍の電圧で7時間過充電する、そしてリチウム析出(充放電を繰り返すうちに内部で針状の金属リチウムが育ち、短絡の原因になる現象)の試験。いずれも発火・爆発なしです。「釘で刺す」というのは乱暴に見えて、実は内部短絡を人工的に起こす、電池業界では由緒正しい試験方法なんですね。

なお、セルの供給元は20,000mAh版がEVバッテリーで有名なBYD、10,000mAh版がiPhoneのバッテリーセルで知られるATLです。EVやスマホという安全要求の極めて厳しい世界で鍛えられたセル技術が、モバイルバッテリーに降りてきている構図です。Ankerが自社開発セル、CIOやエレコムが半固体電池と、各社が安全技術を競い始めた今、この分野は久々に面白いことになっています。
正直、気になった部分
べた褒めばかりでは信用ならないと思うので、気になった点も正直に書いておきます。
まず、複数台を同時充電すると出力が合計15W(5V/3A)に制限されます。3台同時はあくまで非常用で、急速充電したいなら1台集中が基本ですね。まあ、この手のモバイルバッテリーで3台同時接続しなければならないシーンもそこまでありませんけどね。
そして価格。10,000mAh版の7,980円は、同容量のモバイルバッテリーの価格帯から見てもだいぶ高めです。ただし、それは安心にどれだけお金を払えるかという話、毎日カバンに入れて持ち歩くものだからこそ、私はこの差額には意味があると思います。あとは20,000mAh版の375gは、毎日持ち歩くには少し重い。普段使いは10,000mAh版、出張や旅行には20,000mAh版と、素直に使い分けるのが正解でしょう。
個人的におすすめはやはり、10,000mAh版、こいつは日常生活の良い相棒になってくれるはずです。
まとめ
本記事の内容を復習しましょう。
- UGREENはケーブルのOEMから売上2,000億円超まで成長した深圳発のメーカーである
- リチウムイオン電池関連の火災は10年で約20倍に増え、リコールだけでは防ぎきれない
- モバイルバッテリーは容量や速さではなく"安全性"で選ぶ時代になりつつある
- Nexode Wavyは材料レベルの難燃技術Dymondcell™と5つの過酷試験が武器
- 温度・バッテリーヘルスまで見えるディスプレイは競合にない安心感
- 普段使いは10,000mAh版、出張・旅行は20,000mAh版の使い分けがおすすめ
あなたのカバンに入っているそのモバイルバッテリー、いつ、いくらで買ったものですか?・・・もし答えに詰まったなら、是非とも"安全性"という物差しで一度見直してみてください。あなたの毎日の安心を、次なるステージへと進めましょう。
製品リンク&読者限定クーポン
Nexode Wavyが気になった方は、まずは公式サイトの製品ページをチェックしてみてください。Dymondcellの安全試験の詳細も紹介されています。
▼UGREEN公式サイト(Nexode Wavy製品ページ)
https://bit.ly/shibuchodymondcell
▼Amazon商品ページ
🎁 読者限定Amazonクーポンのお知らせ
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有効期限: 2026年9月1日〜2026年10月31日
対象製品: UGREEN Nexode Wavyモバイルバッテリー(3モデル)
最後に、本記事を書く上で参考にしたデータのリンクを貼っておきます。どれも一読の価値ありです。
- 東京消防庁「リチウムイオン電池搭載製品の出火危険」 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kasai/lithium_bt.html
- NITE「『夏バテ(夏のバッテリー)』にご注意を」プレスリリース https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/press/2026fy/prs260715.html
- UGREEN公式プレスリリース(PR TIMES) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000081071.html



